6月イベント開催報告

6月は下記、3つのイベントに出展してまいりました。

  • ・「人工知能学会全国大会」
  • ・日本ユニシスグループ総合イベント「BITS2019」
  • ・「AWS Summit Tokyo 2019」

ご来場された企業のAIやデータ活用への取り組み状況として「PoCへの取り組みが完了し、業務改革につなげるための具体的な対応が始まっている企業」または「AI等についてまずは情報収集している企業」の2つに分かれてきていると感じられました。RinzaLabにおいても、データ・AI活用における取組事例等、お客様の業務改革を前進させるための情報をより発信できるよう努めてまいります。

人工知能学会全国大会 6月4日〜7日 朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター

  • 展示ブースでは、弊社のR&D部門である総合技術研究所のAI関連の研究開発活動や、当社の提供サービスのコア技術である自然言語処理エンジンや画像認識処理エンジンについて、ビジネスへの適用事例やデモをもとにご紹介いたしました。
    AI関連の研究としては下記のテーマについて、論文をもとにお話いたしました。
    • ■ 読解力改善
      視線情報から人の読解プロセスを解明し、読解力/理解力向上を支援
      キーワード:視線計測、認知モデリング、データ分析
    • ■ アイデア創出支援
      センシング、連想モデル、HCIの融合によるアイデア創出支援
      キーワード:センシング、連想モデル、HCI
    • ■ 相談に乗ってくれるAI
      文章を読んで、質問に答えを返す、質問応答技術
      キーワード:自然言語処理、質問応答、知識データ活用
    • ■ 矛盾を認識する知識管理データベース
      不整合への耐性を備えた自律システムに向けて
      キーワード:フレーム問題、ラフ集合、粒状推論

ブースには企業の企画担当者、研究者や大学教員、学生に加えて、弁護士や医者など多岐に渡る職種、業種の方にご来訪いただき、AI適用に関する他社の抱える課題やニーズの意見交換をいたしました。
現在、AI人材の教育に取り組み始めた企業が多く、ユーザーもAIの特徴や限界を理解したうえで、適用していく流れが来ていることを感じました。

また、印象的なご意見については次のようなものがありました。

  • ◇ AIについては技術も重要だが、活用する企画がより重要である
  • ◇ 少子高齢化社会先進国である日本が介護や看護などの実データをもとにAI活用を進めるべき
  • ◇ PoCを実施し目途をつけ本番適用しようとしても、部署間の壁でデータがもらえない問題がある
  • →AIの活用にはトップダウンの意思決定が不可欠、今後は経営層のAI教育等が必要

BITS2019 6月6日〜7日 ANAインターコンチネンタルホテル東京

  • 展示ブースではデータ+AIサービス「Rinza」をご紹介いたしました。
    来場目的としては「情報収集」が非常に多かったのですが、同じ目的でも、ビジネス課題を具体的に把握し解決に寄与するAI適用を模索するための情報収集をされている方と、まずはAI等について情報収集をしている方の2つに分かれました。
  • ヒアリングを通していただいた意見をもとに、よりよいサービス企画に反映させていただきます。

セッション「データ・シンギュラリティー ~第四次産業革命の幕開け~」では、戦略的知見から業界の「To-be」を導き出すギックス社と、エンタープライズ分野でのIT実現力を持つ日本ユニシスが、顧客の買いまわりを促進するAI活用事例をもとに、人間とAIの役割の在り方、その視点と効果について議論しました。

データ分析から導出される仮説は一部ではすでに人間の判断を超えており、シンギュラリティは起きつつあると言えます。ただし、すべてがAIに置き換わる訳ではないため、人間とAIの役割を見極め、共生することでビジネスの競争優位を得られるという結論が見出されています。

また、データ活用の具体的な事例として、弊社が大日本印刷株式会社と協働で推進している小売・メーカー様向けキャンペーン支援事業を例に、当社の事業推進担当者の声をベースにプロジェクトの勘所について紹介いたしました。セッションの講演資料についてはRinzaLab会員様限定で公開しております。
https://www.rinza-lab.jp/report/bits2019/

AWS Summit Tokyo 2019 6月12日〜14日 幕張メッセ

  • 日本ユニシスブースでは、当社の豊富なシステム構築・サポートサービスで培った技術力を集約した『CLOUDForesight』と、Amazon Connectと当社の自然言語解析技術を用いたAPIサービス(RinzaTalk)を組み合わせた、コールセンターのオペレータ向け回答支援の簡易デモンストレーションをご紹介いたしました。
    Amazon Connectはコールセンターの環境の構築やスケールアウトが迅速かつ容易であり、オペレータ品質の平準化を可能にするRinzaTalkを組み合わせることで、コールセンター立ち上げのリードタイム短縮とスモールスタートが実現できます。


今後もイベントや学会などを通じて、データ活用やAIに関するビジネスの傾向や技術動向の情報を収集し、ご報告いたします。